If you can dream it, you can do it.

元タイトル「北の大地のIT技術屋より」

就職をしたいなんて思わなかった

高校生になってすぐ位の頃、商業高校に行っている友達から言われた一言。

「商業行っておくと、就職に有利じゃん?

 

全然意味が分からなかった。

自分が何になりたいの?と問うと「特にない」と言う。

 

 

就職なんて職業はない

 

 

意味が分からなかったのは自分にはなりたい職業があったから。

というよりも、もっとザックリ方向性があったから。

 

自分は音楽が好きだから、音楽に関わる仕事がしたい。

もっと言うと自分の好きな楽器の雑誌の編集とか記者をやりたいと思っていた。

そうやって音楽やミュージシャンに関わっていきたかった。

 

それなのに友達は漠然と就職したいという。

お金を稼ぎたいという。

なりたいものはないという。

 

当時自分はアルバイトすらしたことが無かった。

お金を自分で稼ぐ喜びは知らなかった。

でも、何でもいいから働きたいわけじゃなかった。

もっと言うと別に働きたくなかった。

 

 

手段としての就職

 

それから時は流れ20歳を過ぎ、自分がフリーターをしてフラフラしていた頃。

飲食店でアルバイトをしていた。

自分でお金を稼ぐ楽しさを知ったので、もっと多くのお金が欲しいと思った。

そして、並行してアマチュアだけどバンド活動をしていた。

 

自分はバンド活動だけやっていたかった。

曲を書いてライブをやっていたかった。

それで生計が立つならそれでいいと思っていた。

 

それでもバイトで入る給料は10万円に満たない。

実家暮らし。

できるだけ早く一人暮らしをしたかった。

「バイトで大したお金を稼いでいないのにバンドなんかして」と親から言われて何も言い返せないのが嫌だった。

 

正社員で働いてバンド活動をする分には誰にも文句は言われないだろうと考えた。

 

 

就職した

 

それから就職活動をした。

自分の強みを生かして少し専門性の高い営業職についた。

 

仕事を頑張るとお金がもらえたし、お客さんにも喜んでもらえた。

今までの自分の世界では会えない人に会ってお話をすることができた。

働いて気付いたのはバンド活動とは別な楽しさがあった。

 

その一方で忙しくなった。

曲を書くことがほとんどなくなった。

バンドに使う時間が少なくなった。

 

何のために働いているか分からなくなった。

バンドをやるために就職したのに、仕事の息抜きでバンドをやっている。

仕事が忙しすぎた。

体調も崩していた。

転職を決意していた。

 

 

なりたいもの

 

 

もう一度自分になりたいものは何か?と問うた。

音楽を作っているのが楽しかった。

営業の企画書を作るのが好きだった。

見積書をエクセルの計算式を駆使して簡単に作ることができるようにするのが楽しかった。

 

自分は何かを作るのが好きだと気付いた。

プログラミングが頭に浮かんだ。

エクセルだってプログラムだ。

こういうのを作るのは楽しそうだ。

プログラマーというよりは営業経験もあるので、システムエンジニアとしてお客さんとの折衝をしつつ、モノを作りたいと思った。

 

そして、プログラミングを学んだ。

プログラマー/SEになった。

 

 

なりたいと思うものになって

 

 

なりたいと思う職業になるだけではダメだと思った。

何になるかではなく、何をするかだ。

その職業になるからには専門的な知識も必要だ。

職業にするということはその道のプロであるということだ。

 

プロで居続けるためにも常にレベルアップが必要だ。

プロであり続けるのが次の課題になった。

 

 

最後に

 

 

今でも就職したいなんてこれっぽっちも思っていない。

あくまでお金を稼ぐための手段だが、「なりたいもの」と「やりたいこと」が一致しているから就職している部分が大きい。

 

でも、自分でお金を稼いでそのお金で生活するのはもっと楽しい。

だから今日もパソコンに向かう。