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If you can dream it, you can do it.

元タイトル「北の大地のIT技術屋より」

近くの仕事のできない人とその人に対して思うこと

仕事

 

自分はSESの中で現場が変わり、別会社のリーダーやマネージャー(以後、上の人)の下に付いてメンバーとして仕事をすることが多い。そして、メンバーは自分以外上の人とはさらに別な会社であることがほとんどだ。自分にとってお客さんはリーダーやマネージャーであるため、他のメンバーは契約だけの話をすると関係ない。

そんな中で働いている別な会社のメンバーのオッサンの仕事ぶりがあまりにもヒドイので反面教師として使えるようにメモ。なお、そのオッサンに何の怨みもないし、怒りも感じないのであくまで教材として。

 

自分の現状を把握していない

上の人はマネージメントをするのが仕事で、問題があれば手を打たなければならない。そのため、メンバーの状況を把握するタイミングが少なくとも1日~1週間以内には発生する。その時の答えがヒドイ。

テストフェーズに入り、リーダーがオッサンに「何件終わりました?」と割とクローズな質問をして、その返答がこう。

「えー…(10秒沈黙)いい感じです。」

ええ、会話になっていません。答えは「〇件です。」と件数を答えることになるはずです。

これはテストが思うように進んでいなくて、本当のことを言うと上の人から「何でそんなに進んでいないの?」と突っ込まれるのが分かっているのが一つ。また、すぐ件数が答えられないのなら、「ちょっと数えてみます」と時間をもらえばいいのに、ただ沈黙です。突然の質問にパニックにでもなったんだろうか。

 

素直に現状を報告できないことに因る弊害の方が大きいので、自分は「オマエの状況は分かった」と煩がられる程報告することもある。別に進捗が悪いことがいつも自分の評価に直結しないことは分かっているので、問題ないと思っている。それよりも、上の人がマネージメントしにくい人にならないことの方が大事。

周りの状況を把握しようとしていない

先ほどの件と関係するのだが、オッサンは周りの人の状況を全然感知していない。もちろん、集中して仕事をするのは必要でそのために個室があるプログラマーがいるなんて話も噂では聞くが、あくまで普通のオープンなオフィスでの話。

先ほどの質問も、同じ列の机の人が順番に上の人から質問されていて、最後にオッサンが他のメンバーと同じ内容の質問されている。”べっぴんさん、べっぴさん、一つ飛ばして、べっぴんさん”みたいな一つ飛ばすことはないし、オッサンが一番端の席。

他のメンバーの発言や上の人が電話で話していることを横耳で聴いているのは、状況把握ができて、仕事の初動の早さや答えを知っている人に質問をすることができる。いつも上の人を通して分からないことを訊いていたのでは無駄な時間がかかる。

 

別に空気を読めとは言わないが、色んな状況を掴む足がかりになるのは確かなんだが。

仕事を進めるための質問ができない

オッサンは質問をほとんどしない。自分や他のメンバーはなぜなぜ坊やにこそならないが、分からないことは分かるようにする努力をする。そして、上の人も質問をしやすい雰囲気にして可能な限り問題を早く把握しようとしている。

質問は難しいし、質問する相手の時間を使うことになるので、無駄な時間にしないように細心の注意と本当に知りたいことに最短距離で届くように考慮する必要がある。というのが良く言われていて、新人の教育でも耳にする。

しかし、質問をしないで自分のタスクが進まず他の人に迷惑をかける方がもっと罪深い。結局オッサンができなかった仕事が他のメンバーに回ってくる。仕事の難易度自体は高くないが、ちょっと知らないと難しいところがある仕事だとできないのだ。

知らないことがあるのは仕方ないし、仕事のイメージが湧かなかったり、進めるための道筋を自分だけでは描けないことがある。とりあえずやってみるのは良いが、結局質問をすることになるので、最初に仕事のイメージ(方向性やザックリとした手順なんか)を上の人と合わせると進むことが多いし、手戻りも少ない。 

 

自分のやり方に拘りハマる

オッサンは作業の進捗が悪いことが多いので、上の人が原因が何かを訊ねてみると本来の手順から外れた勝手なことをやって、勝手にハマって作業が進まないことが多発している。IT技術者ではあるし、経験も(きっとそれなりに)あるので知識があるのだが、それを生かすことができず空回りしているのだ。結局、前述の通り質問ができないため、作業のイメージができずどんどん変な方向に進んでいって、明後日の方向に向いている。 

確かに自分のやり方でやった方が早く結果が出せることはある。しかし、環境やソフトの違いでもっと早いやり方があったり、そのプロジェクト毎に標準的な手順があることもある。いつも自分のやり方が通用するとは限らないのだ。

自分なんかは隣のメンバーにどうやってやっているかを訊ねて、自分より早いやり方を教えてもらったことは何度もあるので、その時々で最適化できていればいいと思っている。

 

最後に

色々な要因から結果を出せずにいるオッサン。こういう人は一定数いるので出会うことはある。そもそもの考え方が長時間労働と努力と根性っぽい人なので、自分とは考えが合わない。やはり、仕事で頑張りますはダメなのだ。

努力も結果が出れば良いのだが、方向性が間違っているから結果が出ない。長時間労働でカバーしようにも、体力がなくて居眠り連発。根性で何とかしようとするが、脳が拒絶するので内容が頭に入ってこない。オッサンはそんなループにハマっている。

こういう人でも使っていかないといけない上の人は大変だなと思う一方で、もうこんな感じだから直らないんだろうなと思うし、自分がどうにかしてあげようなんておこがましいことは全く思わない。

柔軟な考え方で新しい環境に適応して、新しい情報を大量にインプットできてしっかりアウトプットできるのが求められているが年を重ねると大変なのは分かる。以前ならそれが経験や知識で乗り切れたんだろうが、その経験や知識が生かせないようなところに行くと一気にポンコツになってしまうんだから、インプットとアウトプットという基礎能力をいかに落とさないかという対策は可能な限り行うしかないんだろう。