開発で使用する資材をメールでやりとりしていたのだが、メールサーバーの負荷が気になってGoogle Driveで共有することとした。
「自社→A社」、「A社→自社」という2つのディレクトリを作成して、資材の流れは一方通行にした。
「A社→自社」ディレクトリにある資材をそのままサーバーにアップしてデプロイする手順である。
基本はzipにして固まった状態で連携されるのだが、ある日固めないでそのままのフォルダで格納されていた。
こうすると何が問題かというと「desktop.ini」というファイルが各ディレクトリに作成されるのだ。
そして、サーバーにアップする際にdesktop.iniは不要なファイルなのだが、各ディレクトリにあるため、階層が深いものを全て手で消すのは大変で消しきれない可能性があった。
DOSコマンドを使って消す
昔SVNの.svnを消すために使ったコマンドを応用してみようと。
なお、Google Drive内のdesktop.iniを消してしまうと問題が起きる可能性があるので、必ず自分のPCにコピーして、そのディレクトリを指定すること。
- cd 削除したいディレクトリのトップ
- del desktop.ini /F /S /A:H
この2行であるディレクトリ内のdesktop.iniが再帰的(指定したディレクトリ以下全て)に削除することができる。
ちなみにdelコマンドの後のオプションの意味は以下の通り。
/F → 読み取り専用ファイルを削除する
/S → 指定したファイルを全てのサブディレクトリから削除し、削除したファイル名を表示する
/A:H → 隠しファイルを削除する
/Fと/A:Hはあまり関係ないのだが、隠しファイルを消したい場合にも対象のファイル名を変更するだけで消してしまえる。
desktop.iniとは?
desktop.ini自体はそのフォルダやアプリケーションの情報が入っているため、消すことは望ましくない。
それでも気になる方は以下のように非表示にすると良い。
1.「マイドキュメント」など任意のフォルダを開き、[ツール]メニューから[フォルダオプション]を選択する。
2.[フォルダオプション]画面が開きます。[表示]タブをクリックする。
3.[詳細設定]の一覧から[保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)]にチェックをつける。
4.[OK]ボタンをクリックする。
ま今回はサーバーにアップする必要がなかったから消したのと、消す際はGoogleDriveから自分のPC内にコピーしてから実行するのが注意点だ。
と、やってみたものの、問題は固めないで格納したA社な気がするのだが、今回はおとがめなしにしてあげよう。