If you can dream it, you can do it.

元タイトル「北の大地のIT技術屋より」

サラリーマンとして生きるためのサラリーマン能力について

 

最近、後輩を指導する立場になることが多い。これは、アラサーになって、会社の中で中堅の立ち位置になってくると、ある程度発生することだ。

じぶんはIT業界に身を置いており、育てる対象はプログラマー見習いみたいな人たちであることがほとんど。主にWebの技術が必要なのだけど、それと共に、サラリーマン能力が必要なんじゃないかなと思うのです。

 

この、サラリーマン能力とは?と考えると、こういうことだと思うのです。

依頼された仕事に対して、仕事の目的・理由を理解して、いつまでに、どのような形でアウトプットすればよいか、を自分で確認・調整・アウトプットする能力定義します。そこに予算感を持つと最高なのですが、まずは予算感なしで進めます。

そして、目指すところは「自走式メンバー」であり、勝手にどんどん動いてくれて、成果を出し、ヤバそうなところを「これどうしたらよいですか?」とマネジメントする側に確認できる人です。

 

仕事の目的・理由を理解

これは大事ですよね。我々IT業界では、要件・要望が大事になります。「こういう要件を満たすために、こういう仕様がある」みたいなことは設計上でも、データ上でも発生する。そこに考慮漏れや、仕様の不整合がある可能性がある。なので、そもそも何をしたいんだっけ?というポイントを押さえることが大事だ。

これは他の業界でも同じで、売り上げを上げるためにこういう金額提示を行わなければならないとか、このお客さんとはこういう関係にあるからこういうことをしないといけないとか、そもそもの理由を知ることは大事なのだ。

前提が違うと、考える方向性も間違ってしまうかもしれない。自分がどんどん動く立場なら、マネージメントする立場にその仕事の前提を確認することは大事なことだ。

 

いつまでに、どのような形でアウトプットすればよいか

これは仕事を依頼する側としても、大事なポイントです。仕事の期限がいつまでかは結構大事です。マネジメントする側としては、戻りや習性がある想定で、いつまでにこと期限を設定する。そこを守ってくれる人は大事なのだが、アウトプットする形を守ってもらえないと無駄な戻りが発生する。よく、我々はドキュメントを書いて欲しいと思うことがあるのだけど、その形式を言わないとやれ.txtだ.docだ.xlsだと自由な形式で作りたがる。なので、何でもよいなら、何でも良いという必要があるし、決まった形があるのなら、決まった形式を指定しないといけない。

これと同じように、ソースコードが成果物となると、想定しているコーディングルール通りか?というので判断する必要が出てくる。なので、そろそろ自分が思うコーディングルールは作らないといけないとは常々思っている。

コーディングルールとまで言わないまでも、それ以前にアプリケーションアーキテクトを守れないと指摘になるので、やっぱりある程度のルールを明文化する必要はあるのかなと思っている。

マネジメントする側がその辺のことを提示できない時に、こういうことですかね?なんて言いながら、コーディングルールを作るっていうのもやったことがある。それでも、100%の結果にならないのはマネジメント側のせいだ!なんて思ってみたり。誰がどこまでやんなきゃいけないんだっけ?は大事です。このポイントはマネジメントする側の力にもかかわるところなので、ふり幅が大きいところかもしれない。

 

自分で確認・調整・アウトプットする能力

結局ここなんですよ。いろんな話を理解したうえで、「これってこういうことですかね?」とか「これはこの期限では難しいので、1日期限を延ばしてもらえませんか?」とか「こういう形でもOKですか?」と言って、調整するのが大事なんですよ。

その調整ができたうえで、アウトプットする。マネジメントする側としては、アウトプットしてもらわないと評価も判断もできないわけです。「50%の出来です!見てください!」って言われて、大枠が合っていればOK出すし、そこが外れたらお互い困るので認識合わせをすることになる。この辺は真っ当なプロセスだと思うのです。

そこから、ちゃんと期限内に望むアウトプットをして、文句を言われたら、マネジメントのせいにできるのです。やれお客からNGが出ただの、違うといわれたという話はメンバーの範疇ではないので、ビールでも奢ってもらってやってあげればいい。

 

予算なしについて

例えば営業職は、いつまでにいくら売り上げをあげるというノルマがあったりするが、自分たちのような技術職でマネジメントする立場にないと、お金的なところに関わらないことがある。まずは言われたスケジュールで開発を進めるとか、そういうことが大事になるので、予算の意識をしないことが多い。そもそも自分が動くことでいくらかかるか?なんてコスト意識はマネジメント層が考えることになっていることが多いので、知らないことも多い。そんなこと知らなくていいから、がむしゃらにがんばれ!なんていうマネージャーもいるだろうし。

それなら、残業は1か月●●時間までに仕事を終わらせるのが前提とか、1件でも多くバグを潰そう!ではなく、ちゃんと時間を見積もってスケジュールをひいて対応してもらう等の動きをマネージャー層に求めても良いのかなと。忙しくてそこまで、考えられていなさそうなら、「これはこれくらいまでにやれば問題ないですかね?」なんて質問をして、ちゃんと回答をもらえばいいだけだ。

 

最後に

予算感まであると最高のプレーヤーのなれるんじゃないかなと思う。これくらいできるやつなら自走式プレーヤーになれるので、マネジメントは本当の意味でマネジメントするだけでOKになるんじゃないかなと。これはあるべきプレーヤー・メンバーの姿だと思うし、マネジメント層への一歩だと思うわけです。

その人のゴールがどうあれ、仕事ができるようになるということは、サラリーマン能力が高いこととほぼイコールで、安定感が出ることなんじゃないかなと思うわけです。